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積立NISAの5つの売り時【資産運用は出口戦略も重要】

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積立NISAを勧める記事は多いですが、出口戦略となる売り方・売り時について語られることは少ないです。

 

その理由として

・積立NISAが2018年1月に始まったばかりであること

・10~20年の長期保有を前提とされていること

の2つが考えられます。

 

しかし、積立NISAのような長期の資産運用では、始めること以上に終わらせることの方が難しいと言われていますので、あらかじめ考えておきたいものです。

 

この記事では、積立NISAの出口戦略として、「いつ売るか、どのように売るか」について考察します。

 

積立開始から15年後から売ることを検討

積立NISAは、20年間の非課税期間がありますが、ちょうど20年後に資産が増えていない可能性もあります。

 

2008年に起きたようなリーマンショックのような経済不況のタイミングと重なると、元本割れの状態になっている可能性が高くなります。

 

一番最高値の時を狙っても難しいですので、15年後にある程度上がっている状況であれば、売ることを意識し始めた方が良さそうです。

 

ただ、20年後に非課税期間が過ぎるのは2018年に投資をした最大40万円の投資分で、2019年の投資分は21年後、2020年の投資分は22年後に非課税期間が過ぎるということになります。

 

つまり、20年間で積立NISAで投資した分(最大800万円)を一気に20年後に売る必要があるわけではないです。

ちなみに、20年の非課税期間が過ぎても保有し続けることもできますが、非課税期間が切れた時点から値上がりして利益が出た分には課税されますので注意が必要です。

 

ここからは、考えられる具体的な売り時を紹介していきます。

 

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売り時(1)目標金額を達成したとき

15年とか20年を待たずに、自分が目標とした金額を達成したら売却しても良いでしょう。

目標金額は、積み立てを開始した際に、自分が選んだ商品の平均リターンに基づいて計算したりして決めるはずです。

 

例えば、年利3%と想定して15年間、毎月3万円を積み立てた場合の期待リターンは約680万円(元本540万円)です。

 

15年後に680万円を貯めることを目標に積み立てを開始した場合でも、相場が良ければ12、13年くらいで目標金額を達成する可能性もあります。

この時、あと数年持ち続ければ、もっと上がるかもしれないと考えていると、数年で経済状況が悪化して利益が減ってしまうかもしれません。

 

もちろん、そのまま上がり続ける可能性もありますが、経済状況には波があるので、いつどうなるかは誰にも予測できないものです。

 

そうであれば、目標金額を達成したら時点で、売却してしまった方が良いと言えるでしょう。

目先の利益にとらわれて、積立NISAを始めた時の目標・目的を見失わないように気を付けましょう。

 

売り時(2)資金が必要になったとき

急に資金が必要になった時には、例え損失が出ていたとしても、積み立てた分を売ることになります。

例えば、家を買う場合の頭金にしたり、仕事を失って生活費に充てる場合などです。

 

ただ、少しでも待つことができれば回復する可能性があるのに、お金を用意がしなくてはならないということは、価格変動のリスクを全面的に負うことになりますので、できれば避けたいです。

 

時間的な制約を受けると、損失が出ている場面でも売らなくてはならないので、そうならないように、投資は余剰資金で行いたいです。

 

余剰資金とは、生活防衛資金をきちんと蓄えた上でも自由に使えるお金です。 

生活防衛資金とは、急に職を失った場合や働けなくなった場合に、半年~数年間働かなくても生活できるような、まとまったお金のことです。

生活防衛資金を確保した上で、収入から毎月の生活費を除いても余裕があるお金を余剰資金と考え、この余剰資金の範囲内で投資を行うようにしましょう。

積立NISAはいくらから始めるか【月額/日額の設定金額】 - ヤマコーポ

 

 

資金が必要になることが事前にわかっているのであれば、せめて必要になる数年前から基準価額が高そうなときを狙って売っておきたいです。

 

つまり、売り時は資金が必要になる少し前、商品(投資信託)の基準価額が高そうな時期ということになります。

 

売り時(3)長期で見ても運用がうまく行っていないとき

積み立てを始める際に目標金額を設定しますが、同時に下値の金額についても考えておきたいです。

つまり、想定以上に損失が出ていて、自分が決めた水準を下回ってしまった場合も売却のタイミングと言えるでしょう。

 

このタイミングの見極めは難しく、短期で見て損失が出ていても、長期では損失を上回って回復することも想定されます。

本来、商品(投資信託)の価格が下がっているタイミングは、売り時ではなく買い時のハズです。

 

ただ、変な商品に手を出していたり、世界の経済状況が積み立て開始時点から変わってしまったりすると、長期でも回復しにくい商品かもしれません。

 

長期投資が前提の積立NISAを短期間で判断することは適切ではありません。

まずは、新規の買い付けをいったん止めてみて、冷静に分析したり評判を調べてみましょう。

 

その上で、長期で見ても運用が上手くいっていないと判断できるのであれば、売却を検討しても良いでしょう。

 

売り時(4)運用方針が合わなくなったとき

資産を運用するファンドの運用方針と自分の考えが合わなくなった時は、売り時の一つと言えるでしょう。

 

例えば、我が家の場合は水瀬ケンイチさんの書籍「お金は寝かせて増やしなさい」を読み、アクティブファンドからインデックスファンドに乗り換えました。

 

yamacorp.hatenablog.com

 

このように、資産運用の勉強を続けて自分の考えが変わった場合は、売り時と言えるでしょう。

 

逆に、ファンドの運用方針が変わった場合も考えられます。

積立NISAでも人気のあるアクティブファンドのひふみプラスですが、元々は日本株を中心に運用をしていましたが、近年では海外株も対象に含めるようになり、最大30%まで増える可能性もあるようです。

 

 

このように、国内株を対象にしているファンドが海外株も含めるようになるなど、運用方針が変わった場合に、自分の方針に合わなくなると、同様に売り時として検討されやすいです。

 

ただ、積立NISAの場合は、途中売却しても非課税枠が回復するわけではありませんので、売却せずにそのまま保有し続けるという選択肢もアリです。

 

別の商品に乗り換える=即売却とする必要はないので、じっくりタイミングを考えて売却しましょう。

 

売り時(5)リバランスする時

最後は、資産のバランスを調整する場合です。

資産運用をする場合には、海外株、海外債権、国内株、国内債権などの資産に25%ずつバランス良く投資することがあります。

 

これは、資産を分散させることでリスクを下げることが目的となり、例えば日本株が好調となって35%を占めることになったとします。

 

そうすると、日本株のバランスが大きくなりリスクが高い状況になるため、25%になるまで日本株を売却して、4つの資産をバランス良く持つように調整します。

 

これをリバランスと言い、積立NISAでも分散投資をするのであれば、定期的に(一年に一度など)リバランスする際は売り時の一つと言えるでしょう。

 

ただ、このリバランスの手間を省くために、積立NISAのバランス型の商品を選ぶという手もあります。

 

また、せっかくの非課税枠を最大限活用するのであれば、バランスを取る(リスクを下げる)よりもリスクを取りにいき、利益が出やすい株中心の商品に集中させるという考え方もあります。

 

したがって、積立NISAにおいてリバランスが必要になるような分散投資が必要にならない方もいますので、リバランス目的の売却は全員に当てはまるものではありません。

 

全部を一気に売る必要はない

ここまで、積立NISAの売り時5つを紹介しましたが、売ることになっても全てをまとめて売却する必要はないと覚えておきましょう。

 

一気に売るとそれだけリスクが高くなりますが、徐々に取り崩していくことで、相場の価格変動のリスクを下げることができます。

 

段階的に積立NISAの売却を行い現金に換えていくことで、軟着陸を目指すという考え方です。

 

最後の最後で慌てることなく、無事に売り抜けて利益を確保したいところです。

 

今回は、積立NISAの出口戦略として、売り時について紹介しました。

 

相場が好調な時は、「もっと上がるのでは」と考え、なかなか売ることができず、結果的に売り時を逃してしまうことがあります。

 

積立NISAの難しさは、積み立てを開始するときよりも、出口戦略(売り時・売り方)にありそうですので、あらかじめ頭に入れた上で積立NISAを始めたいものです。

 

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言うまでもありませんが、積立NISAも投資ですので、元本割れなどのリスクがあります。投資は自己責任で行いましょう。

 

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