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日本人に英語が必要な理由 |やる気が落ちたら読み直したい

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なぜ英語を勉強しなくてはいけないの?
日本から出ないで生活するなら、英語ができなくても苦労しないでしょ?

近い将来、子供からこんな質問を受けるかもしれません。
いきなり聞かれたとき、すぐに適切な答えができないと、子供もガッカリしていまうかもしれません。

その時に備えて、今回我が家なりの回答をまとめてみることにしました。

 

ネットの半分以上は英語(情報収集)

こちらの調査によると、インターネット上のコンテンツの55.5%は英語で記述されているようです。

unbabel.com



この数値に対して、日本語はたったの5%のシェアに過ぎません。
つまり、日本語しか理解できない人はネット上の5%しか情報源がないのに対して、英語ができる人は、55%もの情報源があるのです。

情報格差が生まれ、日本語しかできない人はどんどん取り残されていくことになるでしょう。

これからの社会では、いかに情報を集め、つなぎ合わせていくかが重要になっていきます。(元リクルートの藤原氏は「情報編集力」と呼んでいます)

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論文の英語割合はもっと高い

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少し古いデータですが、こちらのペーパーを見ると更に驚きます。

データベースからみた論文使用言語の動向 佐野彦麿 名古屋文理大学


科学技術分野の研究論文に至っては、その82%が英語なのです(2000年当時)。
1970年に54.2%だったことを考えると、恐ろしく割合が伸びていることがわかります。

研究業界では、英語で研究結果を発表しなければ、他の国の人は読みませんし、その素晴らしさは認知されません。
認知されなければ、他の研究者から引用もされず、存在しないのと同じなのです。

残念ながら、2017年ではどれ程までに伸びているのか、そのデータを「日本語」では探すことができませんでした。

これも、日本語しかできないことで、より最新の情報を入手できないということを表しているかもしれません。(もしかすると、必要な情報を見つけられないというITリテラシーの問題かもしれませんが)

ソフトが開発されたら英語はいらない?

でも、通訳・翻訳のソフトはますます発展しているし、将来的には全部機械が通訳・翻訳してくれるんでしょ?なんて思っていませんか。

確かに、ITの発達に従って、かなり精度の高い通訳・翻訳ソフトがつくられるようになりました。 Google翻訳の精度も驚くほど上がっているように思います。

全てそのソフトが通訳・翻訳してくれれば、英語を勉強しなくても、外国の方とコミュニケーションをとれるようにかるかもしれません。

そうしたら、英語を勉強しなくても良いのでしょうか?

 

翻訳ソフトの精度は高くなっている

翻訳ソフトについては、将来的にはかなり精度も上がり、「使える」ものになるかもしれません。

ただ、現時点の精度では、その中でも微妙な間違いに気づくだけの英語力がないと、誤解されたままま話が進んでしまう可能性があります。

ソフトを使う側の人間も、ある程度の英語力がなければ、その間違いに気づくこともできない可能性があります。
使う側の知識がゼロで良いというわけではないのです。

いつ100%の精度になるかわならない、翻訳ソフトの発展をずっと待っていて良いのでしょうか。

 

通訳ソフトはダイレクトなコミュニケーションに勝てない

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人間がコミュニケーションをとるときは、自然な方が円滑なコミュニケーションがとりやすいです。
通訳ソフトを使うことは、多少なりとも、コミュニケーションのタイムラグが発生します。

そういったタイムラグは、ノイズとして、自然なコミュニケーションを阻害する要因となります。

現代でも通訳を介してコミュニケーションをとることは出来ますが、ダイレクトに同じ言語で話せるほうがスムーズです。

また、きちんと自分の言葉で、つたない英語であっても、コミュニケーションを直接とれることの方が、親密な関係を築くことができ、円滑なコミュニケーションをとりやすいです。

だから、どんなに通訳ソフトの精度が高くなり一瞬で通訳できるようになっても、英語が話せる人の価値はなくなりません

 

日本人労働人口の減少

日本の将来図から、英語の重要性を考えてみます。

日本は少子高齢化が進み、労働人口は減少の一途を辿っています。
このうち、「生産年齢人口」とされる15~64歳の人口は次のようになると言われています。

2010年には8000万人以上の生産年齢人口は、2030年に6700万人ほどになり、「生産年齢人口率」は63.8%(2010年)から58.1%(2030年)に下がる。

国内人口推移が、2030年の「働く」にどのような影響を及ぼすか | 2030年の「働く」を考える


これだけ労働人口が減る中で、政府は女性や高齢者の活用を検討していますが、なかなかうまくいっていないように感じます。

 

外国人労働者の活用

そうすると、これから労働人口が減少する中で、これから外国人労働者は更に流入して、日本の働き手を担っていくことになるでしょう。

いや、すでに今日でも、「実習生」「留学生」としての外国人労働者は、年々増えていて、減っていく日本の労働人口の穴埋めをしているのです。

その外国人労働者とのコミュニケーションする言語は、「英語」が第一の選択肢になります。

 

外国人が日本語を勉強すれば良い?

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いやいや、日本に来ているのだから、外国人が日本語を勉強すれば良いでしょうと考えるかもしれません。

それでは、自分が非英語圏で働くことになったとき、例えばベトナム語やインドネシア語を話すことを要求されるのは、なかなか厳しくないですか。

もし、それが正しい主張だとしても、日本国内で外国人労働者を受け入れている企業において、英語を話せるAさん、英語を話せないBさんでは、どちらが重宝されるでしょうか。

英語を話せないBさんは、外国人労働者とのコミュニケーションがとれないため、一緒の仕事をすることも難しく、彼らを取りまとめる仕事を任されることもないでしょう。

 

日本に仕事はなくなる

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最近、海外で生活している日本人を紹介するテレビ番組が増えてきたように思います。

現地に溶け込みボランティアをしている人だけでなく、現地で「日本向け」の仕事をしている人たちも見かけます。

日本にいるときよりは安い給料でも、豪華なマンションで暮らし、物価が安いのでタクシー乗り放題、美味しいもの食べ放題と紹介されたりしています。

そんなの一部の限られた人だけでしょ?と思うかもしれませんが、海外で日本向けの仕事をする、海外で現地の人にものを売るという仕事はますます増え、一方で日本の仕事は減っていきます。

日本市場は成長しませんし、モノが売れないからです。

 

非英語圏の国で英語で生活する

我が家の子供が大人になる頃、つまり約20年後には、企業の海外進出がもっと盛んになり、新興国で働く機会は間違いなく増えます。

これまで馴染みのなかったミャンマーやラオス、東ティモールといった国はますます発展していき、20年後には新興国として日本企業の有力な進出先になるでしょう。

その時、もちろん現地に馴染むためには現地語の習得も必要ですが、多くは英語で仕事をしていくことになるでしょう。

それとも、現地に来たのだから、現地語を覚えて仕事をしろと言われたいですか?

 

外国(英語圏)の文化を理解する

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ここからは、文化の面から英語を考えてみます。

言葉のなかに、その国の文化が表れていることがあります。
例えば、英語のbrotherという単語は、兄も弟も含んでいて、区別がありません。

アメリカでは、上下関係のないフラットな関係が好まれるからです。
職場でも、ジョンと呼び捨てで呼んだりするシーンを海外ドラマで見たことがあるでしょう。

きちんと彼らの言語を勉強しておくことで、本当の外国(英語圏)の文化を理解し、円滑なコミュニケーションを築きやすくなります。

 

英語が話せることは差別化にならない

英語に対して少しネガティブなことも書いておきたいと思います。

従来は、英語が話せることがビジネスパーソンとして生きていく上での成功要件とされていました。

しかし、英語が話せる人はどんどん増えていますので、英語ができるだけでは差別化にはなりません。
そのため、英語だけではなく、その他のスキルも身につけることも考えて欲しいです。

最近であれば、IT分野の人材不足が叫ばれているので、これからの社会でニーズのあるプログラミング、AIといったスキルを身につけるのも良いでしょう。

元リクルートの藤原氏は、一つの分野を極めるよりも、3つの分野それぞれで100人に1人の存在になり、掛け合わせることで100万人に1人の存在になる(1/100×1/100×1/100)ことで、食える人になれるとされています。

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第一は母国語を鍛えること

英語を学ぶ以上に母国語、つまり日本語を鍛えなくてはなりません。

その人の思考は母国語で行われるため、日本語力が弱いと、思考力が伸びなくなってしまうからです。

同時に、外国語の能力は、母国語を超えることはできません
母国語を鍛えることは、外国語の伸びしろを広げることにつながるのです。

英語に気を取られすぎで国語力がおろそかになる方が、仕事をしていく上で問題になる可能性があります。

まずは、母国語である日本語できちんと教養を身につけ、思考力を磨きましょう。

 

英語の4技能

学校教育では、英語を話す力は伸ばすことができず、日本人は英語を「話す」ことが苦手になってしまいました。

しかし、話す、聞く、書く、読むの4技能をバランス良く身につけた方が、英語力は伸びやすいです。

学校以外で英語の勉強をするのであれば、特にスピーキングに力を入れると良いでしょうね。まずは、1人でもトレーニングができる瞬間英作文が効果的です。

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別に英語を勉強をしなくても良い

正直なところ、英語が好きであれば勉強したら良いし、嫌いであれば勉強しなくても良いとも考えます。

嫌いなことを無理してやるよりも、好きなことを伸ばして、それで食べていけるようにしてほしいです。
もし嫌いであったとしても、将来ちょっとした切っ掛けで、英語を好きになるかもしれません。

また、好きなことを活かしていくために、ツールとして勉強せざるを得ない状況になるかもしれません。


必要になれば勉強する

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例えば、ずっとサッカー選手を目指していている子供が、プロ選手になったとします。
そして、海外のクラブからオファーを受けて、海外生活をすることになるかもしれません。

その時、英語を勉強していれば、比較的現地の生活に溶け込みやすく、すぐにチームに馴染めるでしょう。

逆に、たとえ英語を全く勉強していなかったとしても、プロ選手として活躍するために英語が必要と分かれば、必然的に勉強することになるでしょう。

だから、必要になったときに、勉強をすれば良いとも思うのです。

 

おわりに

さて、今回はなぜ英語を勉強しなくてはいけないのかという質問を、将来自分の子供から受けることを想定して回答を考えてみました。

子供が大きくなるころには世の中も今と変わっていて、英語を勉強するのは当然で、その必要性も社会にもっと広まっているかもしれません。

それでも、親として恥ずかしくない回答ができるように、我が家なりの回答を整理してみました。(あまり整理しきれず、思考が散らかったままかもしれませんが…)

英語を勉強しなくてはいけない理由を説明しつつ、それでも勉強したくないのであれば、別にしなくても良いという逃げ道も用意できればと思います。

今回の記事が、なぜ英語を勉強しなくてはいけないのか悩んでいる学生やビジネスパーソンの方、そして子供から質問を受けた親御さんの参考になればうれしいです。